『貧困研究』第13号

2014年11月

出版:明石書店
定価:1800円

編集委員

布川日佐史(編集長)
福原宏幸
松本伊智朗
湯澤直美
村上英吾
山田篤裕

巻頭のことば

(布川日佐史)

特集1 貧困研究のフロンティア

 貧困線の設定と貧困の測定(浦川邦夫)
 日本の生活保障システムは逆機能している――税・社会保障制度の累進性に焦点を当てて(大沢真理)
 コミュニティ・エンパワメントとしての生活困窮者支援(宮﨑隆志)
 所得の世代間連鎖とその男女差――全国高齢者パネル調査(JAHEAD)子ども調査に基づく新たな証拠(山田篤裕・小林江里香・Jersey Liang)
 所得と消費から見た貧困の状況――貧困率と消費パターンの地域差に関する分析(渡辺久里子)

特集2 大都市の住まいの実態を調査する

 特集に寄せて(五石敬路)
 不安定な住まいに滞留する生活困窮者――狭小・窓無しシェアハウス調査からみえるもの(小田川華子)
 大阪における生活困窮/ホームレス状況の人々をめぐるハウジング調査の系譜とその展開(水内俊雄・白波瀬達也・キーナー ヨハネス・コルナトウスキ ヒェラルド)
 名古屋大都市圏の居住貧困(岡本祥浩)

書評論文

 大阪市政調査会編『自治体セーフティネット――地域と自治体ができること』(川本健太郎)
 久本貴志著『アメリカの就労支援と貧困』(小池隆生)

国内貧困研究情報

注目すべき調査報告書
 社会福祉推進事業「ホームレス支援に関する調査・研究」(後藤広史)

貧困に関する政策および運動情報

 2014年1月~2014年(山田壮志郎/五石敬路/小西祐馬/村上英吾/北川由紀彦)