『貧困研究』第19号

2017年12月

出版:明石書店
定価:1800円+税

編集委員

福原宏幸(編集長)
布川日佐史
松本伊智朗
湯澤直美
村上英吾
山田篤裕
垣田裕介
阿部彩

巻頭のことば

(岩田正美)

特集1 生活困窮者支援事業の現在

 生活困窮者自立支援の特徴と課題--アクティベーションと言えるか?(五石敬路)
 自立相談支援事業のあり方に関する一考察--家計相談支援との一体的展開のすすめ(有田朗)
 生活困窮者、非生活保護世帯等の安定的な住居のための必要条件(園田眞理子)
 揺らぐ公共空間と孤立する若者たち(青砥恭)
 支援の開発能力=社会課題への対応能力が高い地域の条件--宮城・仙台における生活困窮者自立支援のパフォーマンスを支える構造(菅野拓)
 PSモデル事業から見た生活困窮者支援事業の現在(湯浅誠)

合同合評会報告 大阪・釜ヶ崎に関する3冊の新刊書をめぐって

 原口剛「叫びの都市--寄せ場、釜ヶ崎、流動的下層労働者」
 白波瀬達也「貧困と地域--あいりん地区から見る高齢化と孤立死」
 渡邉拓也「飯場へ--暮らしと仕事を記録する」
 ありむら潜・海老一郎、寺川政司・水野阿修羅・福原宏幸・織田隆之

シリーズ 生活困窮者支援の現場から 5

 誰一人置き去りにしないまちづくり--京丹後市の生活困窮者支援現場から(藤村貴俊)

書評

 小玉徹著「住居の貧困と『賃貸世代』--国際比較で見る住宅政策」(稲葉剛)

投稿論文

 「生活保護世帯の大学生の現状と課題--堺市生活保護世帯の大学生等実態調査から」(桜井啓太・鷹見佳宏・堀毛忠弘)

国内貧困研究情報

 貧困研究会第27回定例研究会報告「<自立支援>の社会保障を問う」(桜井啓太/村上英吾)

貧困に関する政策および運動情報

 2016年7月~2016年12月(畑本裕介/五石敬路/小西祐馬/村上英吾/北川由紀彦)