第11回研究大会

と き:2018年12月8日(土)〜9日(日)
ところ:新潟県立大学


大会プログラム(当日配布します)

 
12月8日(13:30〜16:35)
共通論題:貧困と住宅 地域特性をいかした実践へ

 住宅は暮らしの基盤にもかかわらず、住宅を公的に支えるしくみは不十分である。住宅に入居できない人、劣悪な住環境に住まざるを得ない人が存在し、その一方で空き家が増加している。そのなかで、公営住宅など活用できる住宅資源がない地域もある。あわせて、入居にあたってまとまった資金の確保が必要なこと、身元保証人等の確保などさまざまな要件が求められため、支援の現場において、個別の対応が迫られている。
 住居確保そのものが難しい状況とあわせて、いったん住居を確保できたからといって、その保障が継続できるかどうかは確定していない。住居の質を確保するしくみ、住居費を払えるようにするしくみ、居住生活を支えていくしくみが一体となった、継続的なしくみが居住保障には不可欠である。住宅を確保し安心して暮らし続けられる環境の整備に向けて、地域の実践からその可能性を探る機会としたい。

「総論・問題提起」
     小澤 薫(新潟県立大学)
報告
「貧困と居住―政策・支援実践の今日的動向と論点」
     垣田裕介(大阪市立大学)
「賃借人保証 -その意義とあり方―」
     遠藤研一郎(中央大学)
「生活困窮者の生活基盤の確保の実践」
     雪井幸太郎(一般社団法人 ライフデザイン)
「長野県内社協公益事業「長野県あんしん創造ねっと
―入居保証・生活支援事業」による包括的支援の展開」
     山﨑博之(長野県社会福祉協議会)
全体討論
コメンテーター
     渡辺潤(さいたま市生活保護等居宅移行・地域生活復帰定着支援事業/住宅ソーシャルワーカー)

年次総会
懇親会
 開始時刻:18:00〜

12月9日(9:30〜11:40)自由論題

会場1:1250講義室(1号館B棟)
「住居喪失した女性の貧困-一時生活自立支援事業の事例分析から」
     吉中季子(神奈川県立保健福祉大学) 
「北海道ひとり親調査から見る、ひとり親家庭における子育て―きょうだい数と子どもの年齢の違いに着目して」
     熊谷良介(北海道大学院生)
「母子世帯の母親のミドル期の生活実態に関する研究」
     張思銘(北海道大学院生)
「生活時間と居住地、就労の選択―社会生活基本調査を用いた分析―」
     泉田信行(国立社会保障・人口問題研究所)

会場2:1254講義室(1号館B棟)
「貧困の「農村的」性格と福祉政策の課題」
     佐藤嘉夫(岩手県立大学)・浜岡政好(佛教大学)・小池隆生(専修大学)
「レジー・ド・カルチエと地域課題の解決」
     長谷川敦也(大阪市立大学院生)
「障がい者支援における移行期の実態と課題―関係者への聞き取りと支援学校 卒業生およびその保護者へのアンケート調査をもとに」
     川田 和子(大阪府立中津支援学校)
「中国における貧困児童・生徒に対する「義務教育保障」の考察」
     陳 勝(北海道大学院生)


参加申し込み
※ 会員以外の方でも参加できます。 参加費:会員:無料 非会員:500円
※ 要約筆記あり(予定)
※ 参加される場合は、11月末までにシンポジウム・懇親会・自由論題、それぞれへの参加の有無について事務局までご連絡ください。
詳細および最新情報は貧困研究会HP(URL http://www.hinkonken.org)をご覧下さい。

お知らせいただくこと
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・会員区分    会員・非会員
・8日 共通論題 ○ ・ ×
・8日 懇親会  ○ ・ × 
・9日 研究大会 ○ ・ ×
 
お問い合わせ・参加申し込み先
貧困研究会事務局
e-mail taikai-entry[ at ]hinkonken.org(送信時には[ at ]を@に置き換えて下さい)