第12回研究大会

と き:2019年12月7日(土)〜8日(日)
ところ:静岡県立大学 短期大学部(小鹿キャンパス)


大会プログラム(当日配布します)

 
12月7日(13:30-16:50)
共通論題:最低賃金引き上げのための運動論・政策論――防貧としての最低賃金

 最低賃金と生活保護の関係については貧困研究の領域で蓄積されてきたが、どのように最低賃金を引き上げていくか、運動論や政策論に焦点が当てられる機会は少なかった。今回の共通論題では、最低賃金を引き上げるための運動や政治について反貧困の視点から考えてみたい。
 貧困につながる主要な原因は低賃金である。つまり、貧困に陥ることを防ぐために有効な策は賃金を引き上げることであり、「防貧として機能する最低賃金」について議論する。さらに、最低賃金をめぐる日本や韓国の政治や運動の動向についても紹介し、今後の展望についても議論を深めていきたい。

司会
     木下 武徳、藤原 千沙
「問題提起」
     中澤 秀一
報告
「最低賃金の大幅引き上げ/全国一律化に期待されるもの」
     後藤 道夫(福祉国家構想研究会 共同代表)
「韓国における最低賃金の政治過程と労働組合の戦略」
     安 周永(龍谷大学)
「AEQUITASと反貧困」
     齋藤 道明(AEQUITAS)
全体討論
コメンテーター
     岩藤 智彦(国会議員秘書)、中澤 秀一(静岡県立大学)

年次総会(17:00-)
 会場:事務棟1階 講堂
懇親会(18:00-)
 会場:事務棟1階 食堂
 懇親会費:調整中(4000-5000円程度)

12月8日(9:00-12:30)
自由論題

会場1:102教室(教育棟1階)
「貧困理論の陥穽」
     高田 一夫(一橋大学)
「日本におけるエネルギー貧困と主観的生活満足度」
     伊川 萌黄(九州大学大学院 博士後期課程)
「生活保護ケースワーカーの意識と福祉事務所の組織体制
 ーー29福祉事務所のアンケート調査から」
     小澤 薫(新潟県立大学)・木下 武徳(立教大学)
「生活保護の漏給防止志向はどのように形成されるのか?
 ーー福祉系大学における「公的扶助論」受講者調査より」
     山田 壮志郎(日本福祉大学)・斉藤 雅茂(日本福祉大学)
「仙台における「大人食堂」の取り組みの意義
 ーー労働運動と反貧困運動の新たな結合」
     渡辺 寛人(東京大学大学院総合文化研究科博士課程、NPO法人POSSE)
「無料低額診療事業の現状と利用実態の聞き取り調査」
     阿川 千尋(日本女子大学社会福祉学科学術研究員)

会場2:103教室(教育棟1階)
「救護施設入所者の地域生活移行支援に関する意識調査」
     阿部 正美(徳島大学大学院 博士後期課程)
「韓国の「子どもの貧困の予防及び支援等に関する法律」の施行状況と今後の課題
 ーー貧困の予防及び支援に関する一考察」
     朴 東民(立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科博士課程後期課程)
「生活保護制度と子ども・中卒者・中退者に関する研究
 ーー文献レビューを通じて」
     孫 応霞(大阪府立大学大学院 博士後期課程)
「ケース記録における経済状況の記載の詳細化について」
     泉田 信行(国立社会保障・人口問題研究所)
「寡婦世帯の生活状況と子どもの関係に関する研究」
     張 思銘(北海道大学教育学院 博士後期課程)
「未婚シングルマザーの社会関係
 ーー北海道ひとり親家庭生活実態調査を通して」
     江 楠(北海道大学教育学院博士後期課程)


参加申し込み
※ 会員以外の方でも参加できます。 参加費:会員:無料 非会員:500円
懇親会費:調整中(4000-5000円程度)
※ 参加される場合は、11月末日までに共通論題・懇親会・自由論題、それぞれへの参加の有無について事務局までご連絡ください。
詳細および最新情報は貧困研究会HP(URL http://www.hinkonken.org )をご覧下さい。

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お問い合わせ・参加申し込み先
貧困研究会事務局
e-mail taikai-entry[ at ]hinkonken.org(送信時には[ at ]を@に置き換えて下さい)