第18回定例研究会

隠蔽された貧困問題〜「貧困」というレンズで見た在日外国人〜
貧困状態におかれる外国人の比率は、日本人に比してかなり高いと思われるが、そうした現実は看過されてきた。外国人をめぐる問題は、社会経済的要因よりも文化的差異に起因するという理解が日本では多かったが、「貧困問題」という捉え方が必要な時期が来ている。そうした問題意識のもとで、「移住労働者と連帯する全国ネットワーク」では貧困プロジェクトを設立した。これまではデータの欠如もあり、「移住者の貧困」が明示的に意識されることはなかったが、シングルマザーと青少年の進学について聞き取り調査を行った。さらに国勢調査のオーダーメイド集計を利用して、国籍別に学歴、職種、婚姻、住宅の関係など、従来知られていなかった外国人の社会経済的状況を解明してきた。このグループ発表は、「貧困」という観点から移住者のおかれた状況に光を当てることを目的としている。報告では、さまざまな問題の根底にある貧困・格差の状況を浮き彫りにしたい。
日  時 2011年2月19日(土)14:00〜16:00(13:40受付開始)
報 告 者   樋口直人さん(徳島大学総合科学部)・移住連貧困プロジェクト
コメンテータ 下村幸仁さん(山梨県立大学教授)

テーマ 隠蔽された貧困問題〜「貧困」というレンズで見た在日外国人〜

会  場 東洋大学白山キャンパス1号館3F1311教室
参 加 費 500円
※非会員の方も参加できます。事前の参加連絡は不要です。
※チラシを添付いたします。配布、掲示など、どうぞよろしく

チラシはこちらをご覧ください。